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株価が下落基調の銘柄

 今回の上昇相場では、平均株価は2013年から上昇基調になり、その基調は2015年の半ばまで継続しました。先のウェブページ 個別銘柄と長期移動平均線 では、その時期を例にとって、個別銘柄が長期上昇基調に入った様子を月次株価チャートとその長期移動平均線を利用して分析する方法を説明しました。

その後、2015年の夏以降、相場は中国の景気失調などにより下落基調になりました。このウェブページでは、上記の手法を利用してその時期に大幅に下落した個別銘柄の長期値動きを分析し、株価下落とその長期移動平均線との関係を調べましょう。できるなら、平均株価よりも速いペースで下落した銘柄、いうならば平均株価の下落時に平均株価をさらに引っ張りさげた銘柄を見つけられればよいと思います。

古河機械金属株の株価下落

 下に示す月足チャートは、東京証券取引所1部上場の機械会社 古河機械金属株の長期的な株価位置とその長期移動平均線との関係を示すものです。このチャートのデータは、当時ITバブル相場といわれた1998年〜2000年の上昇相場から2016年までの18年間をカバーしています。
チャートには、古河機械金属株の24ヶ月移動平均線(薄青線)と60ヶ月移動平均線(灰色線)も描いてあります。このウェブページでは、何年間か上昇基調にあった平均株価がその後中期的に下落基調になる場合には株価と長期移動平均線の関係がどうなるかを中心として考察しましょう。

下図の長期月足チャートでは、古河機械金属株は東証株価指数の上昇とほぼ同時期の2013年はじめに60円がらみから急上昇を始めました。すぐに24ヶ月移動平均線(薄緑線)と60ヶ月移動平均線(灰色線)を突破して上昇し、3年近くたった2015年末には280円ほどの高値をつけました。

この銘柄の長期月次株価チャートを見ると、前回上昇相場の入口2003年はじめには50円がらみだった株価が2005年末には320円ほどに値上がりしたのが見られます。この2003年はじめからの上昇相場では日経平均株価は7000円ぐらいの安値から18000円以上にまで値上がりしましたから、その相場で古河機械金属株は日経平均株価の上昇率を超える値上がりとなったのがわかります。

しかし、その反動も大きく、その後2008年のリーマンショックに始まる暴落では古河機械金属株は100円以下に下落しました。その下落基調はその後も長く続き、2011年末には上記のように60円ほどの安値をつけました。
この時期の月足チャートを見ると、株価、24ヶ月移動平均線(薄緑線)、60ヶ月移動平均線(灰色線)ともに前回安値の2003年時より低くなっており、古河機械金属株が長期的に下落基調になったのが見て取れます。

その後、古河機械金属株は東日本大震災の復興事業の恩恵を受けて前記のように急騰しましたが、2015年夏以降は中国での建設機械需要の急減により株価が急落し、2016年に入ると株価はさらに下落して24ヶ月移動平均線(薄緑線)を深く割り込みました。
この時期の月足チャートを見ると、前回に株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)を割り込んだ2007年夏の時期より、株価、24ヶ月移動平均線(薄緑線)、60ヶ月移動平均線(灰色線)ともに低くなっており、古河機械金属株が長期的に下落基調になったのが確認されました。

古河機械金属

 株価面では、古河機械金属株は2015年夏には280円ほどの高値をつけましたが、それは同株が2005年末につけた320円ほどの高値には及びません。また古河機械金属株が今回の2013年〜2015年に売買された出来高は、前回の2005年〜2007年の出来高には遠く及びません。

これらから、古河機械金属株は前回2005年の高値をピークとして長期的には株価が下落する傾向にあると考えるほうが当たっているでしょう。その古河機械金属株は、2016年はじめに株価が下落して24ヶ月移動平均線(薄緑線)を割り込みました。今後同株が短期のうちにまた上昇基調に戻るのは期待薄なので、持ち株は早く売却するのがよいと思われます。

なお、今回は株価の月足チャートと長期移動平均線を利用して古河機械金属株の株価動向を検討したので、下落基調の判断をするのにかなりの遅れが発生しました。別のウェブページで説明するように、私どもは株価の週足、日足を使ったより決めの細かい株価分析方法も開発しています。
今回説明した月足チャートでその銘柄の株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)に接近したら、週足、日足を利用した株価分析も行うことで、株価がまだそれほど下落していない時期にその銘柄を売却することができます。

不二越株の株価下落

 前記のように、古河機械金属株は2003年はじめからの上昇相場で安値から6倍も値上がりしたので相場を出し切ってしまい、今回の2013年からの相場では長期的な上昇基調を維持できなかったといえるでしょう。そのような銘柄は下落しはじめると長く下落が続くことが多いので、信用売りを行うには向いていると思われます。

それでは、今回の2013年からの相場で長期的な上昇基調を維持したまま大きく値上がりした後反落した銘柄の場合はどうでしょうか。実は、そのような銘柄のうちにも2014年、2015年に高値をつけた後に大きく値下がりしたものがかなりあるのです。

下に示す月足チャートは、東京証券取引所1部上場の機械メーカー 不二越株の長期的な株価位置とその長期移動平均線との関係を示すものです。このチャートのデータは、ITバブル相場といわれた1998年〜2000年の上昇相場から2016年までの18年間をカバーしています。

不二越株は、リーマンショック時の2009年に150円ほどの安値をつけた後、世界的な自動車生産の増加に乗って次第に株価が回復しました。2013年以降は業績回復が加速し、2014年後半には安値の倍くらいになる750円ほどの高値をつけました。その後は株価急騰の反動で2015年夏ごろには株価が急落し、24ヶ月移動平均線(薄緑線)を割り込みました。

しかし、その時期の不二越株の長期移動平均線を見ると不二越株の長期的上昇基調が失われたようには思われません。やはり、業績向上のペースが高止まりになったので、利食いの売りが大量に出たのでしょうか。

不二越株月足

 このような場合には長期的な上昇基調がなお残っている可能性があり、一時期大きく値下がりしても比較的短期間のうちにまた上昇基調に戻ることもあります。このような銘柄を売るには、いくつかの条件が必要です。

まず、その銘柄が今回の相場で大幅に値上がりしたことが第一の条件です。5年以内の安値から4倍ぐらいも値上がりしたのがそのめどになります。
その値上がりの勢いは、上記チャート下半分の分析チャートで株価指数LYレシオ(オレンジ色線)で知ることができます。このLYレシオが120ポイント以上に上昇してから反落し、同チャートでLYレシオ移動平均線(灰色線)を割り込んだら、株価が目先天井をつけた可能性があります。
ただし、その銘柄はなお長期的上昇基調を維持しているかも知れないので、私どもは株価指数LYレシオ(オレンジ色線)がその移動平均線(灰色線)の下5ポイントまで下落したら、株価が目先が下楽基調に入ったと判断します。

そのようにして株価指数LYレシオの面からその銘柄が下楽基調に入ったと判断したら、最後にその銘柄の株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)を割り込んでいるのを確認します。

なお、今回は株価の月足チャートと長期移動平均線を利用して古河機械金属株の株価動向を検討したので、下落基調の判断をするのにかなりの遅れが発生しました。別のウェブページで説明するように、私どもは株価の週足、日足を使ったより決めの細かい株価分析方法も開発しています。 今回説明した月足チャートでその銘柄の株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)に接近したら、週足、日足を利用した株価分析も行うことで、株価がまだそれほど下落していない時期にその銘柄を売却することができます。

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株価のピーク時


長大陰線で売却


上昇期の中休み


ピークから下落


低迷期の相場


低迷相場の始まり


低迷相場の値動き


突込み買いの方法


突込み買いの実績


低迷相場の株価変動率


低迷相場での短期売買


9パーセント利食いの短期売買


長期移動平均線の利用


長期移動平均線の利用 (2)


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