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株価のピーク時

 何度も書くようですが、天井圏から下落し始めたサインは新聞などで報じられるその銘柄の決算数字や業界の動勢では見つけるのは困難です。その銘柄が大相場に入る際のサインと同じく、天井をつけたというサインも株価、出来高などの市場データをテクニカル分析して見つけるものなのです。
これは、一般投資家が株式投資で安定した成績を残すためには非常に重要な技術なので、今後このウェブサイトの中で詳しく解説して行くことにしましょう。

まず、以前にも解説した東京証券取引所1部上場のNEC株の相場を例に取ります。下図の長期月足チャート中央部でご覧になるように、NEC株は1998年に安値800円をつけてからITバブルといわれた2000年にかけて急騰し、3500円に迫る大相場となりました。2年足らずで安値の4.4倍に駆け上がったことになります。

しかし、NEC株はその後は一転して急落し、2003年にはなんと400円を割り込む安値をつけました。2000年7月の高値からの下落をそのまま見過ごし、なおも持続した投資家は、結局大損害をこうむったことでしょう。
このウェブページでは、上記NEC株の大天井前後の相場を検討し、天井圏でどのようにして下落のサインを見つけて売り抜けるかを研究しましょう。

下に示す月足チャートは、NEC株の長期的な株価位置とその長期移動平均線との関係を示すものです。チャートは、当時バブル相場といわれた1989年ごろの上昇相場から2016年までの27年間をカバーしています。

チャートには、NEC株の24ヶ月移動平均線(薄青線)と60ヶ月移動平均線(灰色線)も描いてあります。このウェブページでは、何年間か上昇基調にあった平均株価がその後中期的に下落基調になる場合には株価と長期移動平均線の関係がどうなるかを中心として考察しましょう。

NEC株月足

NEC株の株価上昇

 上図の長期月足チャート中央部では、NEC株は1998年末の800円がらみからITバブルといわれたハイテク株人気に乗って急上昇を始めました。すぐに24ヶ月移動平均線(薄緑線)と60ヶ月移動平均線(灰色線)を突破して上昇し、2年足らず後の2000年夏には3500円の高値をつけました。

この1998年からの上昇相場では日経平均株価は14000円ぐらいの安値から20000円以上にまで値上がりしましたから、その相場でNEC株は日経平均株価をはるかに上回るペースで値上がりしたことになります。

バブル期の最後1990年ごろ40000円に迫っていた日経平均株価は、バブル崩壊とともに暴落し、1998年には14000円ほどに下落していました。上図の長期株価チャートから、NEC株はその間日経平均株価ほどは下落せず、1995年ごろからは日経平均株価に逆行して次第に値上がりしているのが見て取れます。
上図チャート下半分の分析チャートでは、LYレシオが1995年から100ポイントを超えていることで、NEC株が長期的に次第に値上がりしつつあるのがわかります。

1998年末からNEC株は大出来高を伴って急騰し始め、1999年末にはNEC株の株価は10年来の高値になりました。それを反映して、上図の分析チャートではLYレシオが急上昇し、2000年中ごろには130ポイントに迫ってきました。分析チャートで灰色線で示した LYレシオ平均線も110ポイントに達しました。

テクニカル分析の利用

 しかし、そのような大相場も長く続くわけではありません。急ピッチの上昇基調が数年にわたれば、業績の向上がなお続くように見えても株価の上昇は頭打ちとなり、やがて下落に転ずるのが普通です。

これまで指摘してきたように、一般投資家の場合はその銘柄の業績数字が非常によくなったと新聞紙上などで大々的に報道されてから買いに出るために、概してその株価がかなり高くなってから買うことになります。
そして、その銘柄の株価が10年来の高値から下落し始めたとき、絶好の押し目と見て買い増しをします。さらに、これから説明するように、テクニカル分析によってその銘柄の株価にはっきりした天井のサインが出てきても、いずれ株価は上昇すると見て持続します。

しかし、いったん歴史的な高値から下落し始めた株価はもう戻ることはありません。それから一年もすれば、業績の伸び悩み、あるいは悪化が表面化し、株価はピーク時の半分以下になることが多いのです。
それまでじっと持続してきた一般投資家がこのころになってとうとう我慢できなくなって高く買って持続してきた株を投売りする、というのをよく見かけます。

以上から、株式投資で安定して利益をあげるには、安値圏でテクニカル分析を利用して株を購入し、その後その銘柄の天井を見極めてそこから下落し始めたサインが出ればすかさず思い切って売却する必要があります。

週足での検討

 ここでは、NEC株の2000年の相場を例にとって、株価の天井圏を見極める方法を研究しましょう。
この時期ではNEC株は最後は人気化して急騰しましたが、そのような場合では、普通10年来の長期相場でかなりの高値圏になってさらに半年、数ヶ月のレンジでも高値になったところが大天井圏になります。

上記の 長期月足チャートでは、NEC株は2000年中ごろにはLYレシオが急上昇し、130ポイントに迫りました。他の銘柄のチャートを調べても、LYレシオが120ポイントを超える領域は10年来の長期相場での高値圏になっているので、LYレシオの120ポイント超えを長期相場での高値圏のめどと考えることにします。

次に、半年、数ヶ月のレンジでの高値については、週足を利用して検討しましょう。先に私どもは、「元銘柄グループ」という基準銘柄グループとの株価比をもとにした株価指数 「KWレシオ」 を開発しました。

下の週足チャートは、2001年6月までの3年間のNEC株の株価と13週移動平均線(薄緑線)、26週移動平均線(灰色線)を示しています。チャートの右半分で、2000年7月ごろ、NEC株が急騰して3500円近い高値をつけた後、2000年末にかけて急落したのが見られます。

NEC株 010617

 上のチャート下半分は、同じ期間におけるNEC株のKWレシオ(オレンジ色線)とその平均線(灰色線)を示します。なお、ここで「平均線」というのは、単純な移動平均ではなく統計的な長期平均を意味します。

KWレシオが100ポイント以上の領域では、その銘柄の株価上昇が標準銘柄グループ全体の株価の値上がり率を超えていることになります。KWレシオ(オレンジ色線)が100ポイント以上でKWレシオ平均線(灰色線)を上回っている領域では、その銘柄の人気度が高く、その銘柄の株価上昇が平均株価を引き上げている状態です。

上の分析チャートから、NEC株のKWレシオは、1999年6月ごろから100ポイントを超えて上昇したのが見られます。NEC株のKWレシオはその後も上昇し、2000年4月には140ポイントに達してから減少し始めました。

他の銘柄のチャートを調べても、KWレシオが120ポイントを超える領域は中期的な高値圏になっているので、KWレシオの120ポイント超えを中期相場での高値圏のめどと考えることにします。

私どもは、10年来の長期相場でかなりの高値圏になり、さらに半年、数ヶ月のレンジでも高値になったところを大天井圏とみなします。前者については、前記のように、長期月足チャートでLYレシオの120ポイント超えをめどと考えます。それに加えて、週足チャートでKWレシオが120ポイントを超えたあたりから大天井圏と考えましょう。

これら株価指数の値はさまざまですから、便宜的に長期月足チャートでのLYレシオの値と週足チャートでのKWレシオの値の和が250ポイント以上になった領域を大天井圏とみなしてもよいでしょう。

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株価のピーク時


長大陰線で売却


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低迷期の相場


低迷相場の始まり


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長期移動平均線の利用


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