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新日鉄住金株の低迷期の相場

 ここでは、東京証券取引所1部上場の新日鉄住金株の相場を例に取ります。下図の長期月足チャートに見られるように、バブル期の1989年に900円以上の史上最高値をつけた新日鉄住金株は、1990年から急落して1992年には300円がらみにまで下落しました。新日鉄住金株は、それ以降もまったくよいところがなく出来高が薄い状態が続くなか株価はじりじりと下落しました。

このように人気離散となった背景として、新日鉄の業績が次第に悪化したのがあるのはもちろんです。出来高が薄いこのような時期に業績悪化が表面化すると、株価が大幅に下落するのが普通です。大相場があったあと数年するとこのように株価が大幅安となるのが、どの銘柄にもしばしば見られます。

株価がピークから下落しはじめて8年も経った1997年にはまた業績の急激な悪化が報じられため、下図チャートで1997年から1998年はじめにかけて株価が400円がらみから150円まで急落したのが見られます。

以降も新日鉄住金株の株価はじり安を続け、出来高は低迷しましたが、2003年後半にいたって出来高が急増し、新日鉄住金株はようやく低迷期を脱することになりました。

以上から、前回大相場末期に業績悪化の兆しを察して株価が急落した後、出来高が長期にわたって薄い時期が、その銘柄の相場低迷期といえましょう。出来高が急増して株価も大幅高となる大相場は、開始から通常3年ぐらい、長くても4年ぐらいしか続きません。それに対して相場低迷期は5年以上、場合によっては10年も続くのが普通で、株価が大幅高となる大相場の期間よりずっと長いのです。

新日鉄住金株月足

株価と長期移動平均線

 1993年と1994年には新日鉄住金株は少し値上がりしましたが、これは1990年から1992年までの暴落に対する反動だったのでしょう。1995年から先は新日鉄住金株はじりじりと下落する一方になり、株価は株価チャートで薄緑線で示した24ヶ月移動平均線を超えることはほとんどなくなりました。

1999年には一時24ヶ月移動平均線を超える場面がありましたが、それでも60ヶ月移動平均線(灰色線)を突破することはできませんでした。1995年から先の株価チャートを見ると、3年前までの株価の高値を超える局面はまったくありません。また、その間の新日鉄住金株の出来高は、上のチャートに見られるようにバブル期の熱気に満ちた時期の1/100ぐらいにまで細っています。

このように「のれんに腕押し」といえるような手応えのない商状が、長期低迷相場の特徴です。なにしろバブル期の1989年ごろには連日何千万株もの商いがあったのですから、少しでも株価が戻ればすぐ高値をつかんだ投資家からの売り物が市場に出てきます。とてもしっかりとした戻り基調になるわけがないのです。

上のチャートを見れば、この時期には株価が低くなって値ごろ感が出てきても「買い」は得策ではないのがわかるでしょう。次ページで述べるように、やがて過去少なくとも3年間の出来高を大きく超えるような大出来高があって株価がやはり 過去少なくとも3年間の高値を超えるにいたるまで待つべきでしょう。

長期低迷期のLYレシオ

 上図チャート下半分の分析チャートでは、新日鉄住金株の1995年から2002年の長期低迷相場ではLYレシオ(オレンジ色線)が大略100ポイント以下で変動しているのが見られます。また、LYレシオ平均線(灰色線)も、100ポイント以下の領域にあります。

このように、長期低迷相場ではLYレシオ(オレンジ色線)、LYレシオ平均線(灰色線)が大略100ポイント以下で変動することが多いのです。株価が緩やかな下落基調をたどり、たまに上昇基調になっても長続きしないのですから、LYレシオが100ポイント以下になるのは当然と思われます。

上図分析チャートでは、1994年から1996年まではLYレシオ(オレンジ色線)が大略100ポイント以下ながらLYレシオ平均線(灰色線)を上回って推移しています。新日鉄住金株の1990年からの下落基調がやや薄れ、弱含みながら持ち合っている状態と考えられます。
このような時期には、新日鉄住金株の株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)を深く割り込んだときに購入してその後の吹値を売ることで短期間に5パーセント〜10パーセントほどの値上がり益が得られる可能性があります。細かいタイミングは、新日鉄住金株の週足チャートを利用して判断する必要があります。

また、上図分析チャートでは、1997年から2003年まではLYレシオ平均線(灰色線)が下落傾向でLYレシオ(オレンジ色線)が大略そのLYレシオ平均線に沿うようにして下落しています。
このような時期には新日鉄住金株の株価が強い下落傾向にあると考えられるので、この時期に株価が24ヶ月移動平均線(薄緑線)を超えて上昇したらそれを信用売りしてその後の安値を買い返済することで短期間に5パーセント〜10パーセントほどの値下がり益が得られる可能性があります。細かいタイミングは、新日鉄住金株の週足チャートを利用して判断する必要があります。

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株価のピーク時


長大陰線で売却


上昇期の中休み


ピークから下落


低迷期の相場


低迷相場の始まり


低迷相場の値動き


突込み買いの方法


突込み買いの実績


低迷相場の株価変動率


低迷相場での短期売買


9パーセント利食いの短期売買


長期移動平均線の利用


長期移動平均線の利用 (2)


長期相場のテクニカル分析


大相場での売買


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