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 電子メールでは、データファイル、画像ファイルなどさまざまなファイルを添付で送信できます。最近では光回線、ADSLなど高速通信回線の普及につれ、デジタルカメラで撮影した大きな画像ファイルを送受信することも多くなりました。

それらのファイルは、複数個でも簡単にメールに添付できますが、ファイルの個数が多くなると、フォルダに収めた状態で送信したくなります。しかし、普通の電子メールプログラムではファイルフォルダをそのまま添付して送信することはできません。

フォルダの圧縮・解凍
 ファイルフォルダを電子メールで送信するには、ファイルフォルダをなんらかのソフトウェアで圧縮処理を行い、見かけ上一つのデータファイルとして電子メールに添付するという方法が多く用いられます。
電子メールの受信側では、メールに添付されてきた圧縮ファイルを解凍して、もとのファイルフォルダを復元します。

この技術は、パソコンのパワーユーザーは大多数が利用しているのですが、一般の方にはあまり知られていないようです。今回は、この大変有用な技術について解説します。

zip 圧縮・解凍
 データファイル、データフォルダには通常かなり冗長性があるので、それらをデータ圧縮することで、サイズを小さくすることができます。
そのデータ圧縮方式はいろいろありますが、これまでは zip という方式が世界的に利用されてきました。 zip にはデータを圧縮すると同時にパスワード付きの暗号化を行う機能がありますが、これは簡単なデータ暗号化方式として広く利用されてきました。

しかし、Windows Vista以降のOSでは、 zip 形式の圧縮フォルダ、圧縮ファイルにパスワードを設定する機能がなくなりました( zip 形式の圧縮フォルダ、圧縮ファイルの復号化はできます)。これは、 zip による暗号化はパスワードの桁数が少ない場合には簡単に解読される恐れがあるためといわれます。

そこで、Windows 7 や Windows 8 で zip などによる暗号化を利用するには、Windows 7 、 Windows 8 対応の圧縮/解凍ソフトで暗号化機能を持つものを使う必要があります。
私どもは、この目的には LHAZ というフリーソフトを利用しています。

LHAZ のダウンロード
 LHAZ のウェブサイトに接続し、最新のファイル Lhaz 2.2.0 をダウンロードしてハードディスクに保存します。 LHAZ をインストールするには Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86) というファイルが必要なので、これも Microsoft のウェブサイトからダウンロードしてハードディスクに保存します。

LHAZのインストール その後まず Microsoft Visual C++ 2010 のファイルをダブルクリックしてインストールします。

それが終了してから Lhaz 2.2.0 のファイルをダブルクリックすると、左の画面が現れて LHAZ をインストールする場所を確認してきます。

左の画面に表示されているデフォルトのインストール先を特に変える必要がなければ、そのまま「OK」ボタンをクリックしてインストールを行います。

LHAZ の利用

LHAZ の利用   LHAZ のインストールが終了すると、パソコンのデスクトップに左図の LHAZ のアイコンが現れます。

圧縮したいファイルをマウスでドラッグして(マウスでクリックしたまま移動させる)そのアイコンの上に載せると、そのファイルの圧縮が行われます。

また、既に圧縮されたファイルをマウスでドラッグしてそのアイコンの上に載せると、そのファイルの解凍が行われます。

LHAZ 圧縮ファイル  私のパソコンの中に"bak"という名前のフォルダがありました。内容はテキストファイル、エクセルのファイル、画像ファイルなど雑多で、フォルダのデータサイズは72MBでした。

このフォルダを上記のように LHAZ のアイコンにドラッグしたところ、左図の"bak.lzh"という圧縮されたファイルが作られました。そのデータサイズは32MBで、元のフォルダの半分以下に圧縮されていました。

この圧縮されたファイルは、現在でも広く利用されている +Lhaca などで作られる圧縮ファイルと同じ(lzhファイル)で、Windows 7 の標準機能で解凍することができます。もとろん、上記 +Lhaca などの解凍プログラムでも復号化できます。

圧縮されたファイルは単一の Windows のファイルなので、そのまま電子メールに添付して送信することができます。受信側では、メールに添付されてきた圧縮済みファイルを取り出し、それを上記の方法で解凍すれば元の画像フォルダが復元されます。

暗号化機能
 上記の方法では、元データを圧縮 ・ 解凍しているだけで、暗号化は行っていません。
単にデータ・フォルダや複数データファイルをパックしてメール送信するのならこの方法で十分ですが、たとえば機密を要するデータやテキストをメール送信するような場合にはなんらかの暗号化を施すのがよいでしょう。

暗号化機能 前記の "bak"という名前のデータフォルダを圧縮 ・ 暗号化するには、そのフォルダを LHAZ のアイコンの上にドラッグし、現れた画面で左図に示すように 「暗号化ZIP圧縮」 という圧縮方式を選択します。

それが終了してから 同じ画面で「圧縮フォルダを指定」を選択して、圧縮 ・ 暗号化したファイルを作成するハードディスク上の場所を指定します。

パスワードの入力 すると、次の画面で暗号化パスワードの入力を求められるので、「可視」、「非可視」のいずれかの方式でパスワードをキー入力します。

終了したら、画面の下部にある「OK」ボタンをクリックすると、暗号化ファイルが作成されます。
元のフォルダのサイズが大きい場合には、圧縮 ・ 暗号化にはかなりの時間がかかります。

LHAZ 圧縮暗号化ファイル 上に説明したLHAZ を利用した圧縮 ・ 暗号化により、左図の"bak.zip"という鍵付きのファイルが作られました。
その圧縮 ・ 暗号化ファイルのデータサイズは37MBで、元のフォルダの半分近くに圧縮されていました。

圧縮されたファイルは単一の Windows のファイルなので、そのまま電子メールに添付して送信することができます。
鍵付きの暗号化ファイルなので、万一電子メールが他人の手に渡っても解読される恐れはありません。

暗号化ファイルの復号

パスワードの入力 上記の圧縮 ・ 暗号化ファイルを解凍・復号化するには、まずそのファイルをダブルクリックします。すると、元のフォルダの内容が表示されるので、それらのうち解凍・復号化したいものをダブルクリックします。

次の画面(上図)で暗号化の際に入力したパスワードをまた入力するよう求められるので、それを行うと、圧縮 ・ 暗号化する前のファイルがそのまま復元されます。

このように、元データを圧縮してメール送信すると、一般的にはデータサイズの削減により送信時間の短縮、送信コストの低減が期待できます。しかし画像ファイルの場合には、もともとデータを圧縮したフォーマトを利用しているので、上記のように LHAZ を利用してもそれ以上の圧縮効果はありません。

上記の LHAZ 圧縮・暗号化プログラムは、メール送信だけでなく、さまざまな場合に利用できます。できるだけ早くインストールして、大いに利用してください。

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