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停電時のノートPC

 別ページで述べたように、私どもは、災害発生により停電になった際は、ノートパソコンをインターネットに接続し、メールを利用するとともに方々のウェブサイトを閲覧して情報を収集しようと考えています。その場合、私どものノートパソコンが、内蔵しているバッテリでどれだけの時間にわたって使用できるかが問題になります。

私が使っているノートパソコンのマニュアルには、標準のバッテリパック(下の写真)で4時間ほど使用できると書かれてあります。しかし、実際に長時間使用してみると、最後のほうは画面が暗くなったり、データ処理のスピードが落ちたりして非常に使いにくくなります。

テストデータの表示 災害発生時のインターネットの利用は、それほど大量のデータをやりとりするものではないので、低速のアナログモデムを利用する場合でも15分ほどで済むと思われます。

先に私どもが行った実験では、標準のバッテリパックで満充電から出発すれば、毎日15分の使用で少なくとも6日間はノートパソコンを利用できるという結果になりました。

しかし、東日本大震災後の状況から復旧は非常に時間がかかるのがわかりました。

やはり、大災害発生により停電になったら、その後10日間以上停電が継続する恐れがあるのかもしれません。そこで、私どもは、毎日15分の使用で少なくとも10日間はノートパソコンの利用を可能にする電池電力を確保したいと思います。

バッテリパックを2個使う

 上記のように、標準のバッテリパック1個だけでは満充電状態から使い始めても毎日15分の使用で10日間ノートパソコンを利用することはできません。それでは、バッテリパックを2個使用し、それらを1個ずつ充電して大停電に備えるという方式はどうでしょうか。

まず一方のバッテリパック(以後Aバッテリと呼ぶ)をノートパソコンに装着してしばらく放置し、充電状態にします。それをノートパソコンから取り外し、冷暗所に保管します。
それからたとえば1ヶ月も経ったころ、もう一方のバッテリパック(以後Bバッテリと呼ぶ)をノートパソコンに装着してしばらく放置して充電状態にし、その後ノートパソコンから取り外し、冷暗所に保管します。
さらにたとえば1ヶ月も経ったころ、保管していたAバッテリをふたたびノートパソコンに装着して充電し、その後ノートパソコンから取り外し、冷暗所に保管します。
このような操作を繰り返して、常に2個のバッテリパックがある程度の充電状態になるように管理します。いざ災害が発生して長期停電になったら、それら2個のバッテリパックを利用してインターネットを利用しようというわけです。

この方式で長期停電発生後10日間ほどノートパソコンを利用できるなら、大変簡便であり、またコストもバッテリパックをもう1個購入するだけなので比較的少なくて済みます。

省電力マネージャー

 私が利用している Lenovo のノートパソコンには、「省電力マネージャー」という電源管理用のソフトが付属しており、パソコン画面のタスクパーから簡単に起動できます。

その画面から、パソコン内蔵のバッテリの充電状態を確認できます(左の画面)。

今回は、そのソフトを利用してバッテリをあるレベルまで充電し、その後バッテリを放置して充電量の変化を調べました。

省電力マネージャーの「バッテリ詳細情報」の画面で、現在利用しているバッテリーの「サイクルカウント」を調べることができます。サイクルカウントとはバッテリーの充放電の回数のことで、1回充放電をするとサイクルカウントが1だけ大きくなります。

私が利用している Lenovo のノートパソコンでは、「サイクルカウント300」をバッテリー寿命の目安にしているということです。

前記のバッテリを長期保管する方式が成功するかどうかは、ノートパソコン用バッテリの「自己放電」の大きさとバッテリの長期間の寿命にかかっています。それらを上記省電力マネージャーの示すデータを利用して調べましょう。

バッテリの自己放電

 まず、バッテリの自己放電について調べましょう。自己放電とは、化学電池から外部に電力を供給しない場合でも蓄えられている電気の量が時間の経過と共に徐々に減少する現象をいいます。一般に、充電池ではこの現象が顕著に現れるとされます。

今回私どもは、今年の初めから夏にかけて半年あまりの期間でノートパソコン用バッテリの自己放電の大きさを測定しました。
その方法は、まずかなり使用したバッテリパックをノートパソコンに装着し、80パーセントになるまで充電します。そのバッテリパックをパソコンから外し、冷暗所に2ヶ月間保管した後パソコンのACアダプタを外してからノートパソコンに装着します。その状態でパソコンを起動させ、パソコンの画面が正常になったらバッテリの充電状態を調べるというものです。

私どもは、この測定を2ヶ月間ごとに計4回行いました。その結果は、充電終了(80パーセント充電)した後パソコンから外して2ヶ月間保管した場合の充電量表示は平均して5ポイントほど低下するのがわかりました。その時点でのパソコン使用可能時間は平均して2.2時間と表示されました。

リチウムイオン電池の自己放電率は5パーセント/月という数値を見たことがありますが、上記測定結果はこのバッテリでは自己放電率がそれの半分ほどであったということになります。非常に優秀な性能といえるでしょう。

バッテリの寿命
 ノートパソコン用リチウムイオンバッテリーは、概して寿命が長くない、というのが私ども利用者の実感です。インターネットで見かけた記事では、ノートパソコンにリチウムイオンバッテリーパックを装着したままにして毎日利用した場合には1年間でその充電容量が80パーセントに低減して行くと書かれてありました。2年後には使用開始時の64パーセント、3年後には使用開始時の50パーセントになるというわけです。
私も以前はノートパソコンにリチウムイオンバッテリーパックを装着したままで毎日使用していましたが、その時期にはやはり上記のようなペースでバッテリーが劣化してゆくのを感じていました。

しかし、今回このウェブページで考えているのは、リチウムイオンバッテリーを80パーセントになるまで充電しその後パソコンから外して2ヶ月間保管するという使い方なので、上記のパソコンにバッテリーを装着したままの場合とは使用条件が大きく違います。

この方式では、サイクルカウントは1年間に6回増加するだけなので、その点ではまったく問題はありません。しかしサイクルカウントの増加ペースは低くても、何年間も充放電を継続するので、その間にリチウムイオンバッテリーの劣化が進行するかもしれません。
このような使い方をした場合のリチウムイオンバッテリーの寿命についてインターネットで検索しましたが、それらしいデータは見つかりませんでした。

私が現在利用している Lenovo のノートパソコンは、3年あまり前に購入したもので、そのバッテリパックは購入して以来同じものを使用しています。上記のように、そのバッテリパックは80パーセントになるまで充電しその後パソコンから外して2ヶ月間保管するという使い方をしていますが、現時点まではさほど充電容量が減少していないようです。 
このように充放電の回数が少ない場合には、年数が経過してもリチウムイオンバッテリーの劣化はそれほど進行しないのではないかと思います。

バッテリパックの購入
 上記の検討から、私どもは、災害による長期停電の対策としてノートパソコンのバッテリパックを現用のほかにもう一つ購入し、それらを交互に充電して利用することにしました。

そのノートパソコンのバッテリパックですが、価格がかなり高いのは皆さまがご存知の通りです。私が現在使用しているノートパソコンは45,000円ほどで買いましたが、そのバッテリパックを別に買うと15,000円ぐらいを要します。

最近は、ノートパソコンのメーカーが製造した純正バッテリパックのほかに他のメーカーが製造した互換品もいくつか販売されていますが、それらの品質がどれほどなのかはっきりわからず、購入する気にはなれません。

以前、並行輸入と思われるパソコンメーカー純正のバッテリパックが日本での純正品より2000円ほど安く販売されているのを目にしましたが、今回探したところ、現在は売り切れになっていました。バッテリパックの数量が少なかったようです。

仕方なく、国内での純正バッテリパックの価格を調べ、14200円で販売されているのを見つけて購入しました。上記の検討で、このバッテリパックがかなり長い期間にわたって利用できるのがわかったので、この際、価格が少々高くてもOKということにしましょう。

数日後に注文したバッテリパックが送られてきたので、さっそくノートパソコンに装着して満容量の80パーセントに受電し、その後パソコンから取り外して冷暗所に保管しました。

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