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フォトプリンタ |
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デジタルカメラで撮影した撮像データは、カメラ内部のメモリカードに蓄積されます。私どもは、通常この撮像データをパソコンに転送し、画像処理プログラムで表示して確認してから必要に応じてプリンターで印刷します。
しかし、デジタルカメラの利用者は、パソコンに詳しい人ばかりではありません。実は、私の妻もパソコンの知識はほとんどありませんが、かなり前にデジタルカメラを購入し、盛んに撮影しています。
このような利用者にとって、パソコンを使ってデジタルカメラから撮像データを転送したり、パソコンに接続されたプリンタで印刷するのはかなり難しいことです。それでも、デジタルカメラで撮影した写真を印刷して他の人に見せたいという希望は、強く持っています。
そこで、最近、パソコンを使わなくてもデジタルカメラの撮像データを簡単に標準サイズに印刷できる「フォトプリンタ」というハードウェアが登場してきました。 |
フォトプリンタは、基本的機能としては普通のカラープリンタとそれほど変わりません。デジタルカメラと直接接続できるようになっている点では従来のプリンタとやや異なりますが、これも最近のパソコン用プリンタではダイレクトプリンティングという名称で標準機能になっています。
フォトプリンタは、あらゆる点でデジタルカメラの撮像データの印刷に特化したのがセールスポイントです。- 印刷方式
私の妻が買ったのはキャノンのセルフィーCP−780という製品ですが、そのフォトプリンタは昇華型熱転写方式という方式で専用紙に印刷します。このプリンタでは、最高300×300dpi/ 256階調/色の印刷ができるので、従来の銀塩フィルムと同レベルの精細度の高い写真が印刷されます。
- 専用印刷紙
標準紙という表面が滑らかな専用印刷紙に上記の昇華型熱転写方式で印刷するので、非常にきめの細かい写真が印刷されます。
- 専用インクカセット
昇華型熱転写方式用の専用インクカセット(イエロー/マゼンタ/シアン) を使用します。さらに、転写印刷をすると同時に、表面を保護しつやを出すためのオーバーコートを施します。
- 給排紙方法
専用ペーパーカセットに上記専用印刷紙をセットしておき、自動的に給排紙を行います。バッテリー使用時でもLサイズ約54枚まで印刷できます。
- 屋外でも利用可能
同梱のバッテリパックをプリンタに取り付けると、屋外でも簡単に写真印刷できます。また、アダプタをつけると、自動車のシガーライタから電源をとって本機を利用できます。
- 小型・軽量
パソコン用のインクジェットプリンタは、一般にかなりサイズが大きく、横幅は 450mm ぐらいあるのが普通です。しかし、本機は 176(W)×76(H)×133(D) と小型で、約940グラムと軽量です。 また、パソコンと接続しないので、使用しないときは戸棚などに収納できます。
パソコンを使わなくてもデジタルカメラの写真が印刷できるのは、パソコンが苦手な人にとって大変有難いことでしょう。また、サイズが大きいパソコン用プリンタを部屋に置かなくてすむのも、メリットを感ずる人が多いと思われます。 |
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セルフィーCP−780には巻き取り式のUSBケーブルがついているので、使いたいときにそれを引き出してデジタルカメラのUSB端子に接続します。
大きさは、左の写真のように176(W)×76(H)×133(D)とコンパクトで軽量なので、携行にも便利です。
2.5型カラーTFT液晶モニターがついており、デジタルカメラの撮像データを確認して印刷することができます。 |
最初に同梱でLサイズの専用用紙5枚とインクがついてきましたが、その後近くの家電量販店で専用用紙108枚とインクのキットをまた買ったところ、2200円でした。 セルフィーでは写真一枚あたりの印刷コストは約20円ということになり、カメラ付きフィルムで撮影・DPEをするより大幅に安くなります。 |
このような電子機器を購入するのは、私は通常インターネットショップを利用します。パソコンショップの店頭に行かなくても、インターネットのウェブにあるカタログなどを調べることでどのような商品があるのかわかります。
値段については、これまでの経験で、インターネットショップのほうがかなり安いのがわかっています。やはり、通常のパソコンショップにくらべて人件費、店舗の諸経費がない分、インターネットショップのほうが低い価格で販売できるのでしょう。
またインターネットショップでは、購入した商品を宅急便で送ってきますが、これも利用者としては世話なしで有難いことです。
具体的には、まずインターネットのウェブにあるカタログを調べて、自分の希望に近いフォトプリンタの商品名を見つけます。たとえば、検索エンジン google で、「フォトプリンタ」を検索すれば、主要製品のカタログが見つかるでしょう。商品の写真や定価を調べて、自分の希望に近いのを確認してください。
上記の調査の結果、キャノンの CP−780 という機種が選択されたとして、今度はその商品の価格を調べます。インターネット上には価格比較をしているサイトがたくさんあるので、そこでこの機種を安く販売しているところを探しましょう。
たとえば
楽天で 「キャノン セルフィー」を検索
し、「並び順」を「価格が安い」にします。その結果表示される項目のうちでCP−780 を探すと、私どものときはもっとも販売価格が安い店舗が以前買い物をしたことがある「Joshin web」というところでした。早速、楽天市場の画面から購入の申し込みをしました。
価格は税込み、送料込みで10800円で、通常のパソコンショップよりかなり低価格で済みました。
フォトプリンタの他の機種を探すには、下の「楽天で "フォトプリンタ" を検索」をクリックしてください。
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