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東日本大地震

テストデータの表示  2011年3月11日に起こった東北関東大地震で亡くなられた方々に深くお悔やみを申し上げます。
また、東北関東大地震およびその後に発生した大津波で家を失い、避難所などで生活を送られている方々は、大変なご不自由、ご苦労をされていっらっしゃることでしょう。一刻も早く、大地震の前の生活に近づくことができるようお祈りいたします。

私はそのとき東京の自宅でパソコンに向かって仕事をしていましたが、すさまじい激震を体験しました。回りの棚から本などが飛び出して床に落ち、別の部屋では液晶テレビが棚から床に転落しました。

電話の利用
 大地震発生の直後、私どもは関西在住の娘に電話で無事を知らせようとしましたが、ビジーで連絡できませんでした。携帯電話も同じで、使用できませんでした。
また、後で訊くと、娘も当方に電話したそうですが、やはりまったく通話できなかったそうです。これだけ多数の人々がいっせいに電話をかけ合うのですから、ビジーになるのも当然なのでしょう。

17年前の阪神・淡路大震災の際は、やはり固定電話はビジーになって使えなくなりましたが、当時普及が始まっていた携帯電話が大多数の地域で利用でき、大いに役に立ったということです。ところが今回は、携帯電話の利用者が当時より桁違いに多くなったため、携帯電話もやはりビジーになってしまったのです。
また、私の妻と娘の話では、携帯電話のメールも利用することができなかったそうです。

インターネットのメール
 その後、地震はやや落ち着いたので、私は自宅でふだんどおり仕事をしていました。インターネットには正常にアクセスでき、インターネット上のウェブサイトなどは普通に閲読できるようでした。

次にインターネットのメールをチェックしたところ、思いもかけず関西在住の私の娘からメールが届いていました。固定電話、携帯電話から連絡できなかったので、インターネットのメールで問い合わせてきたのです。私もほっとして、そのメールの返信で当方は無事である旨を娘に知らせました。

今回の経験から、災害時の通信手段としては、現在では固定電話、携帯電話はあまり頼りにならず、携帯電話のメールもやはり難しいのではないかと思われます。
一方、インターネットのPOPメール、ウェブメールは、少なくとも今回は正常に機能しました。今後もインターネット・メールが災害時に有用かどうかはわかりませんが、固定電話、携帯電話よりは使える可能性が高いかと思います。

停電時のパソコン利用
 そこで、私どもは、まずは災害時にもインターネット・メールを利用できる環境を作ることにしました。今回の地震では東京地域は幸いにも停電には至りませんでしたが、今後は災害時に停電に見舞われる事態も想定しなければなりません。

私は、普通デスクトップパソコンを使用し、ADSLモデムを経由してインターネットに接続しています。それらの電源バックアップのために無停電電源装置を利用していますが、これはもともと商用電源の瞬断やブレーカーが落ちて商用電源が短時間使えなくなった場合を想定したもので、長時間の停電には対応できません。

テストデータの表示 インターネットを利用できる時間を長くするために、まずノートパソコンを使用しましょう。私が使っているLenovoのノートパソコンのマニュアルには、標準のバッテリパックで4時間ほど使用できると書かれてあります。

このノートパソコン用バッテリパックをもう一つ購入し、一週間ごとにバッテリパックを入れ替えてノートパソコンを使用していれば、停電時にはバッテリパック2個分に近い動作、たぶん6時間分ほどノートパソコンを利用できるようになると思われます。

ノートパソコンのバッテリパックは、リチウムイオン二次電池を使用したもので1万5000円ほどと高価ですが、災害に対する備えとあらばいたし方ありません。どこか安値で販売しているところを見つけて、なるべく早く購入する予定です。

停電時の通信回線
 私は現在、インターネットに接続するのにADSL回線を利用しています。その理由はいくつかありますが、その一つが光回線よりADSL回線のほうが災害時にも使用できる可能性が高いと思われることです。

ADSL回線は、その地区の電話局から各家庭に引かれた銅線のアナログ電話線を利用しています。各地区の電話局には巨大な電源装置があり、アナログ電話線を通じて各家庭の電話機に給電しています。昔使われていた「黒電話機」などの旧式の電話機は、この局からの給電だけでベルの鳴動、送受話などの動作をします。

地震などの災害で停電となると、各家庭でも電話局でも商用電源が停止しますが、電話局では巨大な電池を持っているので、電話局の機能は別に損なわれずまた各家庭への給電は維持されます。また電話局は、ディーゼル発電機も持っているので、商用電源の停止が長引いてもかなり持ちこたえられます。

一方各家庭では、最近の電話機やFAX電話機はみな商用電源を利用しているので、停電になればたちどころに機能しなくなります。また、光回線の場合は光ファイバーを利用しているので電話局からの給電は行われません。

黒電話機 以上から、地震などの災害で停電になった場合、昔使われていた黒電話機をアナログ電話回線に接続すれば、少なくとも当面は電話を使用することができそうです。
私は、電話加入当時から使っていた黒電話機をNTTから買い取って、緊急用として自宅の物置にしまってあります(左の写真)。
それ以外の電話機、光回線などでは、停電時の動作は難しそうです。

また、インターネットに接続する方式も、ADSLのようにアナログ電話回線を利用するタイプのほうが最新の光回線より停電に強いと思われます。

ADSLモデムの電源

 前記のように、私は、NTTで販売しているADSLルーター/ハブを経由してパソコンをインターネットに接続しています。このADSLルーター/ハブは商用電源で動作しているので、停電時にはパソコンをインターネットに接続できなくなります。

そこで、まず電池で動作するADSLルーター/ハブが販売されているかを調べましたが、見つかりませんでした。ADSLルーター/ハブはかなり電力を消費するので、電池で動作させるのは難しいようです。

私は前記のように無停電電源装置を利用しているので、このADSLルーター/ハブを無停電電源装置で給電しておけば商用電源が落ちてもしばらくはインターネットに接続できますが、長時間の停電にはとても対応できません。

地震などの災害で停電になった場合、私どもは前記のようにまずインターネットのメールで家族との連絡をしようとしています。次に、地元東京都、世田谷区や東京電力などのウェブサイトにアクセスして情報を収集しようとするでしょう。
これらの通信は、それほど大量のデータをやりとりするものではないので、別にADSLのような高速通信回線を利用しなくても可能です。そこで、私どもは災害で停電になった場合、ADSLの利用はあきらめることにしました。

USBアナログモデム

 となれば、旧式のアナログモデムを利用するほかありません。少し前までは、たいていのデスクトップパソコン、ノートパソコンにはなんらかのアナログモデムが内蔵されており、パソコンに電話線を直接接続して利用できるようになっていました。しかし、現在ではアナログモデムを内蔵したパソコンはほとんど見当たりません。

そこで、ノートパソコンに後から付け加えることができるアナログモデムを探すことになりました。ノートパソコンのスロットに挿入して使うアナログモデムカードもありますが、調べると結構な値段のようです。使うことがあるかどうかわからないものなので、そんなに高価なモデムは買う気がしません。

そこで、次にノートパソコンのUSBポートに接続して使う外付けアナログモデムについて調べました。現在は、ノートパソコンのUSBポートから供給される電力で動作するアナログモデムがあるようです。この場合には、アナログモデムの電源については心配する必要がないので、利用者としては大変有難いところです。

これらUSBモデムを探していると、プラネックスという会社から比較的低価格の製品が販売されているのが見つかりました。非常に小型軽量のモデムですが、スペックとしては私どもの目的に適しているようなので、さっそくAmazonのウェブサイトで購入しました。

アナログモデムの利用

 数日してAmazonからプラネックスのUSBモデムが送られてきました。箱を開けると、下左の写真のUSBモデムと電話回線に接続する電話線とCD-ROMが入っていました。

USBモデムは非常に小型で、モデム本体から出た電線にはパソコンに接続するためのUSBプラグが付けられています。また、モデム本体には電話線を接続するための接続口が設けられています。

USBアナログモデム USBアナログモデム

このアナログモデムをノートパソコンのUSB端子に接続し、モデム本体の電話線を接続する接続口と部屋の電話線端子との間を電話線で接続しました(上右の写真)。

その状態で、ノートパソコンにモデム付属のCD-ROMを挿入し、パソコン画面に表示される指示に従ってモデムのドライバーをパソコンにインストールしました。

その後、このモデムでインターネットプロバイダに接続するための「ダイアルネットワーク」の設定を行いました。これはかなり複雑な設定なので、別ページで詳しく説明します。

ダイアルアップ接続

 設定が終了したら、さっそくパソコン・コントロールパネルの「ネットワークへの接続」で「ダイアルアップ接続」を選択してインターネットプロバイダに接続します。ADSLとは違い、接続にかなり時間がかかりますが、やがて「接続」のマークが画面に表示されます。

以降は、ADSLの場合と同じようにメールプログラムを起動してメールの送受信をしたり、ウェブブラウザで方々のウェブサイトを閲覧したりできます。

このUSBモデムでは、最高56kbpsのデータ速度でインターネット上の通信ができます。このデータ速度はもちろんADSLや光回線に比較してはるかに低いのですが、実際に使ってみると、私どもが災害時に必要とするインターネット上の通信は別に問題もなく行うことができるのがわかりました。

今回は、私どもは東北で発生した巨大地震による災害を見て遅ればせながら対策に乗り出したわけですが、上記のようにわずかな経費で災害で停電になった場合でも5時間ほどはインターネットが利用可能になり、大いに心強くなりました。
今後は、小型太陽光発電パネルを利用してLEDランプ用の充電池やノートパソコンのバッテリパックの充電ができるようにしたいと考えています。

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