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チャリティ
米国での同時広域テロ

 9月11日に米国を襲った空前のテロは、同国のみならず世界中を震撼させました。

日本では官民挙げてアメリカへの救援活動が始まりましたが、音楽界でも音楽家有志の間から何かできることで協力したいという声が高くなりました。まさに、人類である限り感動をともにできる音楽という芸術の本領が発揮されることになりました。

NHK交響楽団の有志と桐朋学園オーケストラが主体となって動き始め、10月1日にアメリカのテロ被害者追悼・お見舞いを目的としたチャリティコンサートが実現しました。

指揮者としては、アメリカ国籍のロリン・マゼルさんにお願いしたところ、快諾してくださいました。ロリン・マゼルさんは、ウィーンフィルのニューイヤーズコンサートの指揮を何回もされているマエストロ(大指揮者)です。その人が故国の大難を知って、このコンサートのために飛んできてくれたのです。

マーラーのアダジェット

 こうして実現したチャリティコンサートは、アメリカ大使など関係者が多数出席するなか、まず桐朋学園オーケストラの演奏から始まりました。懸命の熱演で、会場の喝采を浴びました。

次に代わってNHK交響楽団の有志が登場し、しばらくしてロリン・マゼルさんが指揮台に上がられました。
演奏は、やがてマーラーが奥さんにプロポーズする際に作曲したといわれる交響曲5番の第4楽章アダジエットに移りました。ロリン・マゼルさんの指揮棒から静かな音楽が創造されて会場の隅々までしみ通るにつれ、テロの犠牲者への哀悼の意が会場を支配しました。

星条旗よ、永遠なれ

 演奏の最後は、ウィーンフィルのニューイヤーズコンサートならラデッキーマーチというところですが、このコンサートではスーザ作曲の行進曲「星条旗よ永遠なれ」でした。

スーザは、吹奏楽のベートーベンといわれるアメリカの大作曲家です。その人が作曲した名作「星条旗よ永遠なれ」は、まさにこのコンサートのトリにぴったりの選曲です。

 ロリン・マゼルさんとNHK交響楽団の有志、それに桐朋学園オーケストラも加わった熱演に会場の聴衆も唱和し、大変な盛り上がりとなりました。

演奏がすべて終了してから短いセレモニーがあり、このコンサートの収益金と日本の国会議員有志などからの寄付金などがアメリカ大使に渡されました。感謝の演説を行う大使の目に涙が光っていました。

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