旅行

文学

美術

音楽

宗教

パソコン

海外旅行


トップページ ボストン・シンフォニーホール メニューへ

シンフォニーホール

 宿泊するホテルの周辺の地図を調べていると、ホテルのすぐ近くに「シンフォニーホール」という建物があるのに気がつきました。アメリカで「シンフォニーホール」というと、それはアメリカでも指折りの名門オーケストラであるボストン交響楽団の本拠地を意味します。

今回は、残念ながらボストン交響楽団のコンサートを聴きに行く時間がありませんが、シンフォニーホールの建物だけでもぜひ見に行こうと思っていました。

ボストンに到着した次の朝は、時差の影響で早く目が覚めてしまったので、夜が明けるころホテルの外に出てシンフォニーホールのほうに歩いて行きました。

ボストン交響楽団

 ボストン交響楽団は、1881年に創立された後、歴代の優れた音楽監督のもと着実に声価を高め、現在ではアメリカを代表するオーケストラの一つとなりました。
1973年からは小澤征爾さんが音楽監督に就任しましたが、その業績はボストン市民はもとより世界中の音楽ファンから賞賛を浴びました。2004年に小澤さんの後任としてジェイムズ・レヴァインが音楽監督になり、現在に至っています(下の写真)。

有名なボストン・ポップス・オーケストラは、軽音楽、ポピュラー音楽を専門に幅広い演奏活動をしている交響楽団で、オーケストラの構成メンバーは基本的にボストン交響楽団と同じです。このオーケストラは、特に夏季に開催する野外コンサートで有名です。

ボストン交響楽団、ボストン・ポップス・オーケストラは、ともに前記「シンフォニーホール」を主たる活動の拠点としています。

ボストン交響楽団

ボストンの早朝
ボストンの早朝

 私がホテルの外に出たのは6時ごろでしたが、北国ボストンの夜明けは遅いようで、ホテルの前の大通りには左の写真のようにクラシックな街灯が灯っていました。

ボストンの街には、ニューヨークのような派手なネオンサインはほとんど見当たりません。また、夜間の街には大掛かりな照明もあまり見ることはありませんでした。
やはり、建国の都市ボストンのイメージを守るためか、街全体にわたってネオンサインや照明を規制しているようです。
大通り沿いの建物も古いものが多いせいもあり、「古都」の雰囲気が感じられました。

シンフォニーホール正面
シンフォニーホール正面

 ホテルからほんの200メートルほど北に歩くと、シンフォニーホールの正面の前に出ました。左の写真のように、重厚な赤レンガ造りで正面にはギリシャ建築風の高い石柱が並んでいます。

シンフォニーホールが建造されたのは1900年のことで、19世紀ヨーロッパ各地の大音楽ホールに見られるシューボックス(靴箱)形式という伝統的な建築様式をモデルとしたそうです。
当ホールは、ウィーン楽友協会大ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウと並んで世界の三大コンサートホールとされます。

コンサートのポスター

 シンフォニーホール正面から道路沿いに右側に回ると、シンフォニーホール北側面にアーケードが続いており、その下にシンフォニーホールで開催中あるいは今後開催予定のコンサートなどのポスターが掲示されています。

下左の写真は、12月初旬からこのホールで開催されるボストン・ポップス・オーケストラのHoliday Popsというコンサートのポスターです。
下右の写真は、11月初旬から開催されるボストン交響楽団、指揮ジェームス・レヴァインによるグスタフ・マーラーの交響曲などのコンサートのポスターです。

シンフォニーホールのポスター シンフォニーホールのポスター

 下左の写真は、11月下旬からこのホールで開催されるボストン交響楽団、指揮ジェームス・レヴァインによるベートーベンのバイオリン協奏曲などのコンサートのポスターです。バイオリン独奏はピンカス・ズッカーマンです。
下右の写真に見られるように、バレーの公演も行っているようです。この際は、舞台の手前にオーケストラボックスが設けられるのでしょうか。

シンフォニーホールのポスター シンフォニーホールのポスター

シンフォニーホール北側

 シンフォニーホールの建物は巨大で、特に側面が相当な長さがあるので、近くから撮影することはできません。そこで、大通りの向こうにあるマザーチャーチの前まで行ってシンフォニーホール北側面の写真を撮影しました(下の写真)。

このように遠くから側面全体を見ると、このシンフォニーホールがウィーン楽友協会大ホールやアムステルダム・コンセルトヘボウなど19世紀ヨーロッパの大音楽ホールをモデルとして造られたのがよくわかります。

下の写真で右側にボストン交響楽団を示す赤い垂幕がありますが、そのあたりにシンフォニーホール北側面の出入り口があるようです。

シンフォニーホール北側

小澤征爾さんの壁画

 シンフォニーホールの横に、下の写真左の小さな建物がありました。シンフォニーホールの経営関係の事務やコンサートのスポンサー対応などを行っているオフィスのようです。

そのオフィスの駐車場が高い塀で囲われていましたが、その塀に何人かの指揮者がオーケストラを指揮する様子が描かれていました。ボストン交響楽団の歴代の音楽監督を記念する壁画でしょうか。

下の写真左の壁画は、東洋人の風貌とタクトを使わず両手で指揮をする様子から小澤征爾さんを描いたものと思われます。29年の長きに渡ってボストンの音楽界に尽くしたマエストロ・オザワは、現在でもボストン市民に絶大なる人気があるのです。

シンフォニーホールのオフィス 小澤征爾さんの壁画