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イギリス・ロンドン
 ロンドン塔
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 朝一番でホテルの朝食をとり、ロンドン市街東部のテームズ川沿いに向かいました。アムステルダムも物価が安くありませんでしたが、ロンドンは地下鉄運賃から食事まであらゆる物価がさらに高いところでした。
ホテルの朝食はコンチネンタル式でしたが、アムステルダムの朝食より大幅にレベルダウンしていました。食堂の入口に掲示があって、もう4.5ポンドを追加してくれればイギリス式の「ホット・ブレクファスト」をお出しします、と書いてありました(^_^)。

ロンドン塔遠望
ロンドン塔遠望

 地下鉄サークル線タワーヒル駅で下車して地上に出ると、そこはまさにロンドン塔を遠望する丘になっていました。
ロンドン塔は、11世紀にイングランドを征服したウィリアム一世が、ロンドンの防御を固めるために建設させた城砦です。その後、歴代の王により次々に拡張され、今日見られる多数の城郭ができました。
国王の居住宮殿としても使われましたが、やがて政治犯、反逆者のための監獄や武器庫として利用されるようになりました。

城砦の空堀
城砦の空堀

 城砦の北側を中心に、空堀が城砦を取り囲んでいます。英仏海峡からテームズ川を攻め上ってくる敵に対する最前線となるこの城砦の守りの堅さを印象つけています。

ロンドン塔は、フランス北西部にノルマンディー公国を建国したノルマン人が建設したものです。そのためか、城砦の造りがフランス各地に見られる様式に似ているように思われます。ノルマン人の英国進出以降、大陸の文化が次第にイギリスに浸透したとされます。

ロンドン塔
ロンドン塔

 城砦にさらに近づくと、城砦全体の造りが次第にわかってきました。

城砦の北側は、いくつかの塔屋を持つ高い城壁になっています。その奥にウォータールーバラックという横に長い建物があり、その並びに礼拝堂や宝石庫などがあります。

さらに奥に高い塔が4基立っていますが、これが城砦の中枢であるホワイト・タワーという建物です。この城砦全体がロンドン塔と呼ばれるのはこの塔があるためです。

城砦内部の建物

 今回は、私どもは時間の関係で、ロンドン塔の内部には入らず、外から眺めて写真を撮るだけでした。そのため、内部の詳細はわからなかったのをご承知置きください。

下左の写真は、城砦西側にあるミドルタワーとバイワードタワーという塔です。下右は、上記ホワイト・タワーの正面側(南側)の写真です。

ミドルタワーとバイワードタワー ホワイト・タワーの正面側

下左の写真は、城砦西側のミドルタワーの下にあった出入り口です。なぜか写真には撮らなかったのですが、城砦南側には「謀反人の門」というのがあり、その中には「血の塔」という恐ろしい建物があるそうです。
下右の写真はベルタワーという塔で、ここにはあの女王エリザベス一世が即位前に一時幽閉され、また人文主義者トマス・モアが収監され後に処刑された場所だそうです。

城砦西側の出入口 ベルタワー

下左の写真は、この城砦南側にある正面入口です。城砦ということで華美ではありませんが、やはり歴史の長さを反映して堂々たる存在感があります。
下右の写真は、英国国王の王冠や巨大ダイヤモンドなどを保管している宝石庫で、一部は公開していて私どもも見ることができるということです。

ロンドン塔入口 ロンドン塔宝石庫

ロンドン塔の二王子
ロンドン塔の二王子

 1000年近くも巨大監獄兼処刑場として使われてきたロンドン塔には、数々の恐ろしく悲しいストーリーが伝えられています。

それらの中でもひときわ哀れなのが、「ロンドン塔の二王子」でしょう。
15世紀末の英国国王エドワード四世の弟リチャードは、王位纂奪をねらって周到な計画を実行して行きます。まず王位継承順位の筆頭である兄クラレンス公が国王暗殺を図っているとの噂を流したため、クラレンス公はロンドン塔に幽閉されてしまいました。
やがて、病身であったの国王エドワード四世も亡くなります。
残った王位継承権所有者はエドワード四世の二人の息子ですが、リチャードはまだ幼い二人の少年もロンドン塔に幽閉し、やがて殺害してしまいます。このようにして、リチャードはついに国王に即位しました。

この恐ろしいストーリーは、シェークスピアによって 『リチャード三世』 という戯曲にされ、世界中で上演されています。

イギリス・ラファエル前派の画家ジョン・エヴァレット・ミレイは、1878年に、これら二人の薄幸の王子をテーマとして優れた作品を発表しました(上の写真)。二人の王子が不安にさいなまれて身を寄せ合っている様子は、観るものの感動を呼んでやみません。

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