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イギリス・ロンドン
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 タワーブリッジを出てテームズ川の南岸に行き、川べりの道路を西に向かって歩きました。目的地は、2km近く先にある劇場シェイクスピア・グローブ座です。
もちろん地下鉄かバスを使って行くほうが早いのですが、このあたりの両岸にはさまざまな建物や歴史資産があり、それらを見ながら歩きたかったのです。

テームズ川南岸を歩く

 昔はロンドン橋から下流はロンドン港内で、テームズ川南岸には造船所、埠頭、倉庫などが立ち並んでいたということです。19世紀末にタワーブリッジが建設されて以来この地域の開発が進み、人口が急増するロンドンの市街の一部となりました。

タワーブリッジの南端から西に向かって歩き、シティホールの前を過ぎてまもなく、タワーブリッジの上から見えた巡洋艦ベルファストの横に出ました。真近で見ると、排水量1万トンを超える軍艦はさすがにすごい迫力があります。

そこから少し歩いたところに、大きなガラス張りのアーケードを持つビルがありました(下左の写真)。ヘイズ・ギャレリアという商業施設で、もと波止場だったところを開発してガラスのアーケードをつけたものです。内部には、現在では各種ブティークや飲食店が軒を並べ、ロンドンの観光名所の一つになりました。

ヘイズ・ギャレリアを過ぎたところから東側を振り返ると、下右の写真のように、巡洋艦ベルファストのはるか東側にタワーブリッジの巨大なシルエットがそびえていました。

軍艦とタワーブリッジ もう一方の展望道

サザーク大聖堂

 一度ロンドン橋に付いている道路に上がり、また別の道路から東側に向かいました。そこで、思いがけず下の写真の壮麗な教会を見つけました。サザーク大聖堂というもので、1212年に建立されたロンドンでもっとも古いゴシック様式の教会とのことです。

英国国教の発足以後、この教会はカトリックから英国国教に転換されたようです。1905年には英国国教サザーク教区が制定されましたが、その際にこの教会がその教区の大聖堂に昇格したということです。
建物の規模はそれほど大きくありませんが、下の写真に見られるように、長い歴史がかもし出す存在感は圧倒的で、私どもも、大聖堂前の芝生からしばらく大聖堂のあちこちをながめて時を過ごしました。

サザーク大聖堂 サザーク大聖堂

当日はちょうど日曜日の礼拝をしていたので、大聖堂内部は拝見できませんでした。内部には立派なパイプオルガンがあり、また昔から聖歌隊の優れた歌唱で有名だそうです。現在は、ここで各種コンサートも頻繁に開かれています。

なお、この大聖堂はシェイクスピア・グローブ座のすぐ近くにあり、当時からシェイクスピアとは縁がありました。大聖堂内にはシェイクスピアゆかりの物品が保管されており、またシェイクスピアの兄エドモンド・シェイクスピアの墓もここにあるそうです。

聖ポール大聖堂遠望

 テームズ川南岸を、さらに西に歩いて行きます。テームズ河畔に小さなドックがあり、その中に昔の帆船が係留されていました。16世紀、女王エリザベス一世の時代に世界一周の航海を行った帆船ゴールデン・ハインデのレプリカだそうです(下左の写真)。

有名な海賊キャプテン・ドレークは、ゴールデン・ハインデに乗って、カリブ海や太平洋でスペインなどの船舶を襲って財宝を奪ったり、スペイン人が建設した都市を略奪したりしました。その航海のひとつで、マゼランに次いで太平洋を横断して喜望峰経由でイギリスに帰還したことがあるそうです。

ドレークは、その後略奪した財宝の一部をエリザベス一世に献上したところ、女王から大いにお褒めの言葉をいただき、ナイトの称号を与えられました。かくて、海賊ドレークは、フランシス・ドレイク卿に成り上がりました。

ゴールデンハインデ 聖ポール大聖堂遠望

このドックからまたテームズ河畔に出て、テームズ川北岸のほうを見ると、聖ポール大聖堂の巨大なドームが思いがけない大きさでそびえていました(上右の写真)。
ここから聖ポール大聖堂までは、直線距離で2km近くあると思います。それでも大聖堂の高さ111メートルの大ドームは、このように大きく見えるのです。

グローブ座資料館
グローブ座資料館

 私どもは、タワーブリッジから川べりを2km近く西に歩いて、やっと念願のシェイクスピア・グローブ座の前にきました。

シェイクスピアは、400年余り前、エリザベス朝の時代にこの場所にあった劇場グローブ座の座付き作者でした。
その後、グローブ座は取り壊されましたが、1997年になってシェイクスピアの時代の様式に忠実に従って復元されました。

左の写真は、劇場に隣接する資料館です。

資料館では、グローブ座の歴史、時代背景、シェイクスピア時代の衣装、楽器、舞台装置などの展示がされています。また、グローブ座の切符の予約、販売の窓口もあります。
下の写真は近く上演される演目 『リア王』 と 『真夏の夜の夢』 のポスターです。
その他に、 『ウィンザーの陽気な女房たち』 と 『アテネのタイモン』 などの演目が書かれてありました。

リア王 真夏の夜の夢

下左は、資料館入口付近の写真です。また、下右は、今後10月までの半年間の演目のポスターの写真です。
なお、グローブ座では、舞台を含むグローブ座劇場内とこの資料館のガイドツアーも行っています。本日は都合によりガイドツアーは行わないとのことでした。

グローブ座資料館正面 10月までの演目

グローブ座全景

 資料館を出て、テームズ川側からグローブ座全体を見渡しました。グローブ座は、パンケーキのように円い形をした木造の劇場で、屋根はわらぶきです。劇場本体は、正確には円形というよりは20角形になっているそうです。

建物の一階中央には中庭のような部分がありますが、それがいわゆる平土間で立見のお客さんのためのスペースです。その他に、1〜3階に桟敷席があり、もちろんこちらは平土間より料金がかなり高くなっています。

冬の寒さの厳しいロンドンのことで、グローブ座での上演は5月から9月までに限られているそうです。

グローブ座全景

平土間の部分には、屋根がありません。したがって、雨の際には平土間の立見客は雨でずぶぬれになる恐れがあります。しかし、傘の使用は観劇の妨げになるため認められないとのことで、立見客は頭からレインコートをかぶって観劇するほかないそうです。

シェイクスピア時代の芝居小屋の雰囲気をしっかりと目に焼き付けて、新グローブ座の前を去り、また橋を渡ってテームズ川北岸に向かいました。

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