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イタリア ・ ローマ
 ピッティ宮殿
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ピッティ宮殿

 私どものフィレンツェ滞在も、残り少なくなってきました。本日は朝から、フィレンツェの中心からヴェッキオ橋を渡った向こう側、サント・スピリト地区にあるピッティ宮殿を訪れました。

ヴェッキオ橋を渡ると、しばらく細い道路の両側に商店街が続きます。突然左側に視界が開けて、広大な広場に出ました。その広場のはるか彼方に、万里の長城のような壮大な建築が見えました。どこかローマの円形競技場を思わせる、赤褐色の石材を粗く積みあげた力感あふれる大宮殿です。

メディチ家と張り合った銀行家のピッティが建てた邸が、このピッティ宮殿の原形だそうです。その後、メディチ家のコジモ1世がそれを買い取り、病身の奥さんのための邸宅として大拡張して現在のルネッサンス様式の宮殿となりました。

ピッティ宮殿

ピッティ宮殿は全長205メートル、最も高い部分は36メートルもあり、フィレンツェで最も大きな建築物ということです。東京駅の全長が335メートルなので、この宮殿の大きさが想像できるでしょう。上の写真では、画面中央の宮殿入口近くにいる人たちがごま粒のように小さく見えます。

現在は、この建物の中に5つの美術館や博物館があり、見学者でにぎわっています。内部はバロック風の華麗な装飾がいたるところに施されていて、かつてのメディチ家の栄華をしのばせます。

獅子のレリーフ
近代美術館

 ここではラファエロの名画のあるパラティーナ美術館が有名ですが、この日は月曜日で残念ながら休館でした。「近代美術館」が月曜日も見られるということで、宮殿右翼の切符売り場に向かいました。

その途中、宮殿の外壁に大きな獅子のレリーフ(浮彫)があるのを見つけました。どこかローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある「真実の口」に似ています。

この口の中に手を突っ込んでみたかったのですが、「この嘘つきめ!」とばかりぱくっと噛みつかれそうなので止めました(^_^)。

folksong
近代美術館の展示

 近代美術館は宮殿の三階にあり、18世紀後半から20世紀前半にかけてのトスカーナ地方の絵画を30室ほどのスペースで展示しています。なおパラティーナ美術館は2階にあり、入場するには別のチケットが必要です。

フランチェスコ・ヘイズ、パルミエーリ、ガエターノ・プレヴィターリ、レーガといったイタリアの画家の作品がたくさん展示されていましたが、この館内も残念ながら写真撮影禁止でした。

左の写真は、たまたま入手した絵葉書からスキャンしたものですが、シルヴェストロ・レーガの「民謡」という作品です。レーガは1826年〜1895年の画家なので、フランスでは印象派の先駆をなしたエドゥワール・マネとほぼ同時代ということになります。
いかにも印象派が盛り上がってきた時期の作品らしい明るく気品のある画調です。

ボーボリ庭園
ボーボリ庭園遠望

 近代美術館の展示は、上記レーガの作品のようなレベルの高い絵画もかなりありましたが、全体としてはあまり印象的ではありませんでした。
少なくとも、これまでフィレンツェの他の美術館で見てきたルネッサンスの天才たちの後輩の作品としては、少々期待はずれの感がありました。

この三階からは、宮殿の背後に広がる広大なボーボリ庭園の一部が見られます。そこも、円形劇場や噴水など素晴らしいものがたくさんあるとのことですが、今回は時間の関係で行けませんでした。

サント・スピリト教会

 ピッティ宮殿のあるサント・スピリト地区は、昔から各種職人たちの工房が多いところでしたが、現在はフィレンツェでもっとも活気のある地区だそうです。

近代美術館のある宮殿の三階から北の方向を望むと、アルノ川左岸に広がるサント・スピリト地区の全体が見渡せました。その中央にサント・スピリト教会のドームと高い鐘楼がそびえていました(下の写真)。

この教会は、フィレンツェ大聖堂のクーポラを設計したブルネッレスキがデザインしたものだそうで、特徴のある平面的なファサードが有名です。
教会内部の祭壇には、ルネッサンスの大画家フィリッピーノ・リッピが描いた 《聖母子と聖ジョヴァンニーノ》 という名画が置かれてあるそうです。

サント・スピリト教会

衣裳美術館
衣裳美術館

 宮殿の2階には「衣裳美術館」があり、近代美術館と同じ切符で見ることができます。月曜日だったせいか、どちらの美術館も入場者はあまり多くなく、落ち着いて展示を鑑賞できました。

写真は近代美術館から衣裳美術館に向かう通路です。建物の金色の壁と赤いじゅうたんの対比が印象的でした。

衣裳美術館の中を急ぎ足で見ましたが、多分衣裳やファッション関係の方なら興味深くご覧になれると思います。私には、正直なところ猫に小判といったところでした。(^_^)。

宮殿の中庭
宮殿の中庭

 以上を見終えて、ピッティ宮殿の壮大な中庭に出てきました(左の写真)。
なにしろ普通のビルだったら12階ぐらいに相当する高さの建物の中央部に設けられた中庭です。中庭の中央に立って陽の降りそそぐはるか上のほうを見上げると、やっと少し青空が見えました。

中庭の周りの建物にはアーチのついた太い柱が並んでおり、その外側に広い通路がめぐらされています。
この建築のスケールの大きさに圧倒され、通路の石のベンチに座ったまましばらく中庭の反対側の建物をながめました。

中庭のまわりの通路や廊下には、すぐれた彫刻やレリーフ(浮彫)がたくさん置かれてありました。美術館の中では撮影禁止でしたが、こちらはOKなので、それらの写真を多数撮りました。彫刻やレリーフの詳細についてはわかり次第このページに掲載します。

彫像1 彫像2

彫像3 彫像4

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