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オランダ・アムステルダム
 レンブラントの家
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 レンブラント公園から、市電を利用して市内東部にある「レンブラントの家」に向かいました。まず、少し北側に歩いてムント塔が見える通りに出ました。この近くには有名な「シンゲルの花市」というマーケットがあり、シンゲル運河の岸辺と運河に浮かぶ舟の両方を使って花、球根などを販売しています。

ムント塔の近くの停留所で東に向かう市電に乗り、市電の運転手に教えてもらった停留所で降りました。少し歩くと、「蚤の市」をしている通りに出ました。小雨の中、両側の蚤の市をきょろきょろ見ながらかなり歩いて、ようやく「レンブラントの家」の近くに出ました。

レンブラントの家へ
レンブラントの家へ

 辺りを見回すと、「レンブラント・コーナー」という看板の建物があります。近寄ると、これは軽食レストランのようでした。レンブラントの家を訪ねてきた人は、よくこの建物がレンブラントの家だと間違えるそうです。

その店で尋ねると、レンブラントの家はそこから数軒先にあるとのことです。改めて通りを見通すと、軒先にレンブラントの丸い肖像画が突き出ている間口の狭い建物が見つかりました。

レンブラント博物館
レンブラント博物館

 レンブラントは、アムステルダムの少し南にあるライデンで生まれましたが、25歳のときアムステルダムに来てそれ以降はほとんどアムステルダムで暮らしました。

初期の傑作を相次いで制作して画名の挙がったレンブラントは、大借金をしてこの建物を入手しました。畢生の傑作 《夜警》 も、この家で制作されました。
しかし、その 《夜警》 の思わぬ不評以降、レンブラントの作品は売れなくなり、やがてレンブラントは破産に追い込まれました。

1658年にこの建物は競売に付され、レンブラントはローゼン運河沿いの小さな家に移り住みました。やがて、サスキアとの間の息子ティトゥスとサスキアの死後ともに暮らしていたヘンドリッケを相次いでペストで失って孤独となったレンブラントは、1669年に63歳でこの世を去りました。

1906年、レンブラント生誕300年を記念してこの建物は整備され、1911年にレンブラント博物館として開館しました。

レンブラントの家 応接室

 レンブラント博物館の内部は、当時のレンブラントの家をできるだけ忠実に復元した造りになっているとのことです。レンブラントは部屋の装飾、調度に大金を使いましたが、後にそれが破産の原因の一つになったそうです。

下左の写真の部屋は、応接室という名前の部屋です。この部屋でクライアントと制作の打ち合わせをしたのでしょうか。部屋の奥には箱ベッドがあるので、たとえば肖像画のような小さな作品を描くための作業室をかねていたのかもしれません。

下左の写真は、待合室という名前の部屋です。そのほかにエントランスという名前の部屋もありましたが、レンブラントはそれらの部屋にも自分の作品を展示したそうです。

応接室 待合室

制作スタディオ
制作スタディオ

 レンブラントが弟子たちとともに大作を制作した部屋です。部屋の面積は大きく、また天井も高く作られています。傑作 《夜警》 も、この部屋で描かれました。

部屋の奥の高いところに明り取りの窓が造られています。窓には白い布がかかっており、窓からの入射光の強さに応じて布の角度を調整して使用しました。
対象物の斜め上方から強い光を当てるいわゆるレンブラントライトは、この部屋の造りによって可能になったのかもしれません。

レンブラントの三十代、四十代の全盛期には、この大きなスタディオで弟子たちを多数使って大作がいくつも同時に並行して制作されたことでしょう。

レンブラントの家の台所
レンブラントの家の台所

 台所という名前の部屋ですが、食卓も置いてあるので、いわゆるダイニングキッチンだったのかと思います。左の窓際には流しらしきものがありますが、かまどや煙突のようなものは見当たりません。

他の階で窓の外をのぞいたところ、大きな煙突が見えたので、火を扱うのはまた別の部屋があったのでしょう。
この部屋の造りを見ると、レンブラントより少し後のフェルメールの作品を思い出します。

レンブラントの銅版画

 いつの世でも、それほどの収入のない一般の人々には優れた画家の作品を購入することはできません。そのため、一枚の原画から多数のコピーが制作できる版画のニーズが生まれました。
日本では浮世絵に代表される木版画が発達しましたが、西洋ではより細密な線画が可能な銅版画が盛んになりました。

レンブラントは銅版画の代表的な技術であるエッチングの最大の作家でもありました。この博物館には、200点を超えるレンブラントのエッチング作品が展示されています。下の写真は、「ジュピターとアンティオープ」というギリシャ神話にテーマをとった優れた作品です。

レンブラントの銅版画

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