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ロシア・サンクトペテルブルグ
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 エルミタージュ美術館の西欧絵画の部分をとりあえず見終わり、館内のカフェテリアで一休みしました。紙パック入りのジュースを買ったところ、なんとまったく冷やしてありませんでした。ロシアでは、方々でこのようにぬるい飲み物にであいましたが、コールドボックスがあまり普及していないようです。

午後3時過ぎに美術館の外にでましたが、白夜の季節のことで、あたりは真昼とまったく変わりません。そこで、ここからホテルまで、40分近くかかると思われますが歩いて帰ることにしました。

エルミタージュ美術館の前から、宮殿橋という橋が大ネバ川にかかっています。

ロストラの燈台柱
ロストラの燈台柱

 左の写真はエルミタージュ美術館側の河畔から宮殿橋の対岸を撮影したものです。

一対の赤い石柱が、高くそびえています。古代ローマでは、敵船の船首を切り取り、それらを高い柱に取り付けて勝利を記念したそうです。対岸の柱は「ロストラの燈台柱」(ロストラとは船首のことだそうです)と呼ばれ、古代ローマの戦勝記念にならって建立されたということです。燈台柱の高さは32メートルもあるそうです。

ペトロパブロフスク要塞
ペトロパブロフスク要塞

 左の写真は、エルミタージュ美術館の2階からネバ川の方向を撮影したものです。このあたりは観光クルーズの名所で、ネバ川を遊覧船が盛んに行き来しています。

その対岸に赤い塀が長く連なり、その奥に巨大な金色の尖塔が空にそびえています。ピョートル大帝がネバ川のワシリー島に構築したペトロパブロフスク要塞です。

ペトロパヴロフスクという名前は、キリスト教の聖者ペトロ、パウロに因んでいます。島内の聖堂の尖塔は高さ122メートルで、サンクトペテルブルクで最も高い建造物です。

トロイツキー橋
トロイツキー橋

 目をネバ川の上流に転ずると、今朝私どもがタクシーで渡ってきたトロイツキー橋が見えました。
トロイツキー橋は、サンクトペテルブルクの北部と南部をつなぐ最大の橋で、大きな船舶を通過させるために深夜から明け方にかけて橋の片側が跳ね上がる構造になっています。

橋のたもとにつくと、二月革命の戦死者記念碑があるので有名なマルス広場が南側に見えました。北に向かってトロイツキー橋を渡りはじめたところ、川の面を吹く強い北風で顔や手が凍えそうになりました。

要塞近景

 トロイツキー橋をわたり終えるところは、ペトロパブロフスク要塞の東の端のすぐ近くになります。要塞は赤い石で護岸されており、青い川の水、遠くに見える金色の尖塔と美しい対比を見せています。

地図で見ると、この要塞は雪の結晶のような星型のつくりとなっています。日本における近代要塞のさきがけとなった函館の五稜郭は、この要塞をモデルとして造られたということです。これより少し先に、ペトロパブロフスク要塞のあるワシリー島とネバ川北岸をつなぐ橋があります。

要塞近景

要塞の兵舎
要塞の兵舎

 ここからネバ川に沿って東に歩き、私どもが宿泊しているホテルに向かいました。

このあたりは、ペトロパブロフスク要塞に近いためか、左の写真のような高い塀をめぐらせた兵舎がたくさんありました。厳しい冬の寒さに対応するため、兵舎はしっかりとした赤レンガでつくられており、高い煙突がついていました。

サンクトペテルブルクは、北緯60度という北極圏の入口にあります。厳寒の時期は、最低気温が摂氏マイナス30度ぐらいになるそうです。温暖な東京に住む私どもの想像を絶する寒さです。

巡洋艦オーロラ号

 さらにネバ川に沿って東に歩くと、煙突が3本ある大きな軍艦が川岸に繋留されているのが見えました。日露戦争の日本海海戦にも参加した歴戦の巡洋艦オーロラ号です。

1917年10月25日夜、このオーロラ号から冬宮に向けて一発の空砲が発射されました。それに応えて革命軍は冬宮になだれ込み、社会主義革命がスタートしました。

オーロラ号は、現在は海軍中央博物館の分館となっています。それでも、海軍の施設の一部ということで、水兵など海軍の軍人が常駐しているようです。今日はその水兵たちがなにか訓練をしているようで、巡洋艦の横にボートを浮かべ、巡洋艦の船腹をロープでよじ登ったりしていました。

巡洋艦オーロラ号

オーロラ号遠望
オーロラ号遠望

 オーロラ号の横を通り過ぎ、大ネフカ川という運河にかかる橋をわたって、さらに東の方向にホテルに向けて歩きます。

ホテルに近くなったころ、運河の対岸に巡洋艦オーロラ号がまた見えてきました。
現代の軍艦は速度が大きいので、煙突は後方に傾けて設置されています。しかし、オーロラ号の煙突は、ご覧のようにまっすぐに突っ立っているのが面白いところです。

本日は、朝から相当な距離を歩き、くたびれました。ホテルの食堂で、ロシア製のビールを飲んで簡単な食事をしました。

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