トップページ 旅行の準備 旅のご注意 旅の便利帳 旅行グッズ リンク


旅景広々・海外旅行 プリマス入植村 メニューへ

戻る 次へ

入植村の建物
入植村の建物

 歴史博物館を出て海岸の方向に少し歩くと、海岸を望む高台に時代の付いた黒い大きな二階建ての建物がありました。

建物の周りには高い板塀がめぐっており、その板塀の上端が鋭く尖らせてあります。なにか、ものものしい雰囲気があります。

建物に入って二階にあがると、鋳鉄製の大砲が数門あり、壁の隙間から海の方向をにらんでいました(下の写真)。

清教徒の入植当時は、アメリカの海岸地方の植民地では私掠船や海賊船が襲ってくることが少なくなかったということです。

入植村の大砲
入植村の大砲

 清教徒入植のわずか40年前には、イギリス・エリザベス女王(一世)のお墨付きをもらった海賊ドレークがアメリカ海岸やカリブ海のスペイン植民地を荒らしまわっていたのです。

この建物は、平時は村の集会所として利用したように思われますが、同時に海賊など外部からの襲撃に対抗する要塞も兼ねていたのでしょう。

プリマス入植村

 上の建物の二階から海の方向を見ると、プリマス入植村の造りが一望できます(下左の写真)。海岸に向かって広がるゆるやかな斜面に造られた表通りの両側に、村の家々が並んでいます。みな表面が粗い木の板で造られており、石造りの家はまったくありません。

メイフラワー号に乗った102人の清教徒たちがプリマス海岸に着いたのは11月11日のことで、北国ニューイングランドではもう厳しい冬が始まっていました。
その後、海岸近辺を探検して入植できる場所を探し、12月中ごろからようやく集会所などの建築が始まりましたが、悪天候のためなかなか建築が進行しませんでした。
この村の造りは、その当時やっとのことで建築された村の様子を伝えるものでしょう。

プリマス入植村 村の牛

メイフラワー号の清教徒たちは、もちろん、少ないながら何頭かの牛をこの地に連れてきたと思われます。それらの牛は、この村で耕作のために使われると同時に、貴重な蛋白源であった乳を供給したことでしょう。
上の建物の外では、当時の入植民の姿をしたスタッフが野原で牛の手綱をとって草を食ませていました(上右の写真)。

入植村の家々

 上記のように、入植村の家々は仕上げの粗い板で張った粗末な造りでした。下左の写真に見られるように、煙出しの煙突もあまり見られませんでしたが、数少ない煙突も木の板で作られていました。煙突の内側は、粘土でも貼ってあったのでしょうか。

当時は、ともかく早く家を造らなければならなかったので、短時間で一応形ができるこのタイプの家が多くなったのでしょう。また、この地域は木材資源が豊富で大きな木が容易に手に入ったのも、その理由の一つだったと思われます。

それらの建築に必要な板を森から切り出してきた丸太から製材する職人もいました。太い丸太を適当な長さに切断し、それにくさびを打ち込んで板の形状に大きく裂きます(下右の写真)。次にそれにかんなをかけて、一応建築に使えるような板を作るようです。

村の家 製材職人

鍛冶職人

 少し先に歩いて行くと、かんかんと金属をたたく音が聞こえました。入植当時の鍛冶屋さんの仕事場を再現している場所のようです。

親方役の男性が、ふいごで起こした炭火の中で鉄片を真っ赤に熱してから金床の上で金槌でたたいていました。(下左の写真)。そのそばで、鍛冶職人見習い役の若い男性が親方の仕事を見ています。親方は、金槌でたたきながら徒弟に仕事のコツを教えていました。

鍛冶職人 鍛冶職人

入植村の暮らし

 入植村の家々の中に入ると、当時の厳しい暮らしがはっきりとわかります。村の家の多くが土間一つだけの造りで、家の壁も薄い板だけでした。これでは、ニューイングランドの厳しい冬を過ごすのは大変だったことでしょう。

下左の写真は鉄なべを火にかけて煮炊きしている様子ですが、どの家でもかまどを使わず、土間で火を起こした上に鉄なべを吊るしていました。これは、煮炊きと小屋の中の暖房を同時に行うためでしょうか。

下右の写真では、女性が両腕に薪をたくさん抱えて小屋に帰ってきたところです。近隣の山に入って薪を集めてきたのでしょう。

煮炊き 薪を集めて

 入植村の中には、鶏がたくさん歩き回っていました(下左の写真)。早く育つうえに卵を生んでくれる鶏は、当時の入植民たちの貴重な蛋白源だったのでしょう。現在日本でも「プリマスロック」という種類の鶏が盛んに飼育されていますが、それらのルーツはこのアメリカ・プリマスにあるのでしょうか。

下右の写真は、ある家の室内の様子ですが、しっかりした作りのベッドがあり、家具職人が作ったと思われる立派な椅子もありました。ベッドの上の窓にはきれいなカーテンがかかっていました。このような家具・調度は、当時の村では少なかったのではないかと思います。

入植村の鶏 室内の様子

戻る 次へ



メニュー

トップページ 旅行の準備 旅のご注意 旅の便利帳 旅行グッズ リンク

このウェブの姉妹サイト
実りのとき
このウェブの姉妹ブログ
実りのときブログ