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プリマス海岸へ
プリマス海岸へ

 プランテーションの見学を終えて、今度はプリマス海岸、入植清教徒たちが最初に上陸した場所に向かいました。

山を降りてしばらく走ると、潮の香りがしてきて海が時々見えるようになりました。
やがて、海岸に帆船の高いマストが立っているのが見えてきました。ここに、清教徒たちが乗ってきたメイフラワー号を復元した帆船が係留されているようです。

入植清教徒たちは、1620年9月にイギリス南西部プリマスの港からメイフラワー号に乗りアメリカ・バージニアにあったイギリス植民地に向けて出港しました。

プリマス上陸

 メイフラワー号は、船体の本体は長さ30メートル、船幅は8メートルの、排水量180トンほどの小さい帆船です。この入植渡航は帆船2隻で行う予定でしたが、一隻が浸水の恐れがあるのが判明したので、急きょメイフラワー号だけの渡航になりました。そのため、この小さな帆船で102人もの入植民を乗せて大西洋を渡ることになりました。

プリマス海岸の地図
プリマス海岸の地図

 アメリカ・バージニアのハドソン河口を目指したメイフラワー号は、強風のため目的地よりはるかに北方の現在のマサチューセッツ州プリマスの沖に吹き寄せられました。

現在のプリマスは、ケープコッドという長い半島で大西洋から遮蔽された湾内にあります。メイフラワー号は、そのケープコッドの先端、現在のプロビンスタウン海岸に漂着し、その地で強風にあって破損した船体の修理や水などの補給をしたということです。
左の地図で青丸で示す場所がプロビンスタウンで、現在では風光明媚な国立公園になっているそうです。

プリマス・ロック

 その後メイフラワー号はケープコッド湾を西に渡り、1620年12月26日に現在のプリマス市の海岸に投錨しました。上の地図で赤丸で示す場所がプリマス市の海岸です。

メイフラワー号の船内には組立て式の小型ボートを積んできたので、清教徒たちはそれに乗って海岸に向かい、やがてプリマス海岸の岩の上に降り立ちました。
その岩はやがてアメリカ建国の始まりの象徴とされ、プリマス・ロックと呼ばれるようになりました。現在では、その岩は元の位置から岸に近い場所に移され、その上にギリシャ建築風の列柱を持つ記念堂が造られています(下左の写真)。

プリマス上陸 プリマス。ロック

プリマス・ロックは、最初海岸から引き剥がして移動するときに割れてしまったということで、その割れ目をセメントで接合して置かれていました。プリマス・ロックの上部には、大きな字で1620という清教徒たちが上陸した年を示す数字が刻まれてありました(上右の写真)。

メイフラワー号
メイフラワー号

 プリマス・ロックの場所から北のほうを見ると、メイフラワー号を復元した帆船が波止場に係留されているのが見えました。

そちらに近づいて横から見ると、帆を張るマストはかなり高いですが、船の本体部分はあまり大きくありません。

メイフラワー号の排水量は180トンですが、それは現在の日本の近海漁業をする漁船でいうと中クラスかと思います。

その船で100人以上の入植民を乗せて大西洋を渡ったのですから、船内の生活はさぞ大変だったろうと思います。

メイフラワー号 船室では、ハンモックをたくさん使ってなんとかこれだけの人数を詰め込んだそうです。

船内では伝染病が発生したり、航海の最後のほうでは食糧不足になったりしたという記録が残っているということです。

入植民たちが上陸したのが12月末で厳しい冬になっていたので、入植地での住居の建築は困難を極めました。
やむを得ず、入植民のうち女性や子供はメイフラワー号にとどまり、次の春まで船内で生活を続けたということです。

船内は見学ができるそうですが、私どもは時間の都合で船外から見るだけにしました。

ドレークの海賊船
ドレークの海賊船

 このメイフラワー号を外から見ていて、どこかで見たことがあるように感じました。
思い当たったのは、ロンドンで見たドレーク船長の海賊船ゴールデン・ハインデ号を復元した帆船です(左の写真)。
メイフラワー号と左の写真を比べると、船首部分の造り、マストの形状などがそっくりです。

船の大きさも、これら両者はほぼ同じくらいかと思われます。メイフラワー号は、海賊船ゴールデン・ハインデ号より40年ほど後のスタイルで復元されたと考えられますが、やはりイギリスの帆船なので、どこか様式が似ているのでしょう。

メイフラワー号のボート
メイフラワー号のボート

 メイフラワー号には、小型ボートが分解された状態で積載されていました。新大陸に着いてからそのボートを組みたてて、それに乗ってまずプロビンスタウンの近辺を探検しました。

次にプリマスに来てから、それを利用してプリマス一帯の沼、川などを探検したと言うことです。
湿地帯が広がるプリマス海岸一帯を探検するには、このボートが大変役に立ったことでしょう。

メイフラワー号を復元した帆船の横に、その小型ボートの復元と思われるボートがつながれていました(左の写真)。

ヨット・観光船

 メイフラワー号が係留されている海岸は、上記ケープコッド湾の奥の波が静かなところで、近くには島や入江が多い景勝の地だそうです。
古くからヨットハーバーとして利用されていたようで、メイフラワー号のそばから南の方向を望むと、大小さまざまなヨットが多数係留されているのが見えました。また、高級別荘らしい建物がそのあたりの高台にたくさん建っていました。

ボストン公共図書館

下の写真は、学校の先生に引率された生徒たちが乗った観光船です。この地はアメリカ建国のルーツということで、アメリカ中の学校から子供たちが集まります。この子たちは、海からメイフラワー号、プリマス・ロックを見るツアーに来たのでしょう。

クラーク島やガーネット灯台などの観光名所をめぐるプリマス・ハーバーツアーの船も運航されているそうです。観光船の中には、ミシシッピー川でおなじみの外輪船もあるとか。

ボストン公共図書館

ニューイングランドの黄葉

 本日のプリマス・ツアーは、一日中天候に恵まれず、明るい陽光はほとんど見られませんでした。それでも雨にならなかっただけ、幸いだったと思います。プリマス・プランテーションの中を歩き回るとき、雨で足元が悪かったら、だいぶ難儀をしたことでしょう。

プリマスからの帰路、ボストンとの境の山道にかかるところでようやく天候が回復し、陽光が差してきました。道路の両側に広がるニューイングランドの山々は、華やかな黄葉で彩られていました。 

ニューイングランドの黄葉

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