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アメリカ・ニューヨーク 自由の女神像遠望 メニューへ

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スタテンアイランド

 ニューヨークの名所というと、「自由の女神」像を欠かすことはできないでしょう。しかし、私は、これまで何度もマンハッタンに来ているのにその自由の女神像を近くで見たことがありませんでした。マンハッタンの最南端バッテリ・パークの岸壁から、はるか南西の方向に立っている自由の女神像を遠望しただけです。
今回はなんとか自由の女神像の近くまで行こうと思い立ち、マンハッタン・ミッドタウンから地下鉄に乗ってまずロワー・マンハッタンに向かいました。

自由の女神像はニューヨーク港の入口にあるリバティ島という小島に立てられており、バッテリ・パークから遊覧船で15分ほどで行くことができます。しかし、実際には乗船待ちやリバティ島での混雑などで非常に時間がかかり、往復4時間くらいは見ておいたほうがよいとのことでした。

インターネットで調べていたところ、耳寄りな話を見つけました。リバティ島よりさらに南にスタテンアイランドという大きな島がありますが、ロワー・マンハッタンからその島に行くフェリーの上からリバティ島の自由の女神像がかなり大きく見えるというのです。

スタテンアイランド マンハッタンからスタテンアイランドまでの地図を左に示します。この地図でマンハッタンは右上の部分、スタテンアイランドは左下の部分にあります。

左の地図で、紫色の丸印はホワイトホールにあるフェリー乗場で、赤色の丸印はリバティ島にある自由の女神像の位置、その下少し離れたところの青色の丸印はスタテンアイランド北端にあるフェリー発着所です。

ホワイトホールのフェリー乗場を出てスタテンアイランドに向かう船が、途中で自由の女神像の東500メートルほどの場所を通るのがわかるでしょう。

スタテンへのフェリー乗場

 マンハッタンからスタテンアイランドへのフェリーの乗場(ホワイトホール・フェリー・ターミナル)は、リバティ島に向かう観光船の乗場の東側、少し離れた場所にあります。地下鉄サウスフェリー駅から地上に出ると、目の前にフェリー乗場のビルがあります(下の写真左)。

スタテンアイランドへのフェリーは大型船を使用しており、昼間は30分おきに運行されています。フェリーの料金は、人間は無料です。

フェリーに乗り込むと、その乗場のとなりに下の写真左の乗場が見えました。これは、以前小型船を使っていたフェリーの乗場だったそうで、現在は使われていません。

バッテリ・パークのフェリー乗場 バッテリ・パークのフェリー乗場

エリス島遠望

 出港してまもなく、フェリーはフェリー乗場から2km足らずの距離にあるエリス島の東側を通過します。エリス島は、自由の女神像が立っているリバティ島のすぐ北側にあり、リバティ島よりは大きな島です。

フェリーに乗船してから、私どもは上部甲板の進行方向右側のベンチに座っていましたが、やがて東側の海上に小さな島が見えてきました。それがエリス島で、ヨーロッパ方面から到着した移民に対する入国審査場があったことで有名です。

島に近づくと、かつての移民管理局の建物がかなり大きく見えてきました。荘重な4つの塔屋を持つクラシックな赤レンガ造りの大きな建物です。
当時は、ヨーロッパ方面からの移住希望者を乗せた船はまずこの島の岸壁に停泊し、移住希望者たちはこの移民管理局で入国審査を受けました。病気などの理由で入国を拒否された人々は、また船に乗せられ、乗船地に送り返されたそうです。

エリス島の移民管理局は1954年に廃止され、現在はその建物が移民博物館となって当時の移民関係の資料が展示されているそうです。

エリス島遠望

自由の女神像遠望

自由の女神像遠望  エリス島のそばを通り過ぎると、そのすぐ南にリバティ島が見えてきました。そのリバティ島の左端に自由の女神像が立っているのも、遠くから見て取れました。

この自由の女神像は、アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから寄贈されたもので、1886年に完成しました。

自由の女神像は、フランスを象徴するマリアンヌという女神の姿をしており、右手には金色のトーチ(たいまつ)を高々と掲げています。そのトーチと像の下の台座部分も含めると高さが93メートルにも達する巨大な銅像で、その総重量は225トンもあるということです。

アメリカへの移民は、1880年代からイタリア、東欧諸国、ユダヤ人などからのいわゆる新移民が急増し、1907年には年間130万人に近い数になったということです。
それらヨーロッパ方面からの移住希望者は、大西洋を渡ってニューヨークに接近したとき港の入口にそびえるこの自由の女神像を憧れの眼差しで見上げたことでしょう。

現在では、自由の女神像は、ニューヨークの名所であるにとどまらず自由の国アメリカのシンボルとなっており、1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

私どもが乗ったフェリーは自由の女神像の東500メートルほどの場所を通りましたが、さすがに高さが100メートル近い巨像はそれだけ離れた場所からも十分大きく見え、女神像の顔の表情もわかるほどでした。
自由の女神が左手にもっているのは、アメリカ合衆国の独立記念日「1776年7月4日」の日付が刻まれている銘板だそうです。

自由の女神像 自由の女神像

スタテンへのフェリー

 ホワイトホールからスタテンアイランド北端のセント・ジョージ・フェリー・ターミナルまでは、8kmほどの距離かと思われますが、フェリーはその間を25分で接続します。

スタテンアイランドは、マンハッタン島より大きく、日本の小豆島くらいの大きさの島です。上記のようにマンハッタンまで短時間で行けるという地の利により、近年マンハッタンのベッドタウンとして人口が急増し、現在は44万人が住んでいるということです。

島の人口急増に対応して島とマンハッタンを結ぶフェリーは逐次大型化、高性能化され、昨年建造された 《スピリット・オブ・アメリカ》 号は、排水量3200トンで、乗客4400人、自動車30台を運べるそうです。
なお、 《スピリット・オブ・アメリカ》 号の竜骨(船首から船尾まで伸びるもっとも大きな鉄骨)には、ホワイトホールの近くにあって9/11テロで倒壊した旧ワールドトレードセンタービルの鋼材が使われているということです。

下の写真は、私どもがスタテンアイランドのセント・ジョージ・フェリー・ターミナルに到着した際、停泊していた同型のフェリーを撮影したものです。

スタテンへのフェリー

ニューヨーク港の船運

 スタテンアイランドは、上記のようにかなり大きな島で島内にはアパートなどが多数あり、地下鉄も走っています。動物園などの施設もあり、またニューヨークヤンキースの二軍チームの本拠地もここにあるそうです。
しかし、私どもは時間の関係で島内の見物はせず、島に着いてからマンハッタンから乗ってきたフェリーにまた乗って引き返しました。

ニューヨーク港と近くにあるニューアーク湾の港は、全米一の石油輸入量とコンテナ取扱量を誇っているということです。私どもが乗ったフェリーの近くを大小さまざまな貨物船やベイクルーズの観光船が行き交っていました(下左の写真)。

ベイクルーズの観光船から投げられるえさをねらってか、あたりにはかもめなど海鳥がたくさん翔んでいます。その一羽が私が写真を撮っている前にひらひらと飛んできて、船べりにちょんと止まりました。まわりにたくさん人がいても、別に逃げる様子はありませんでした。

小型貨物船 かもめ

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